
「君がラブソングに見えた」って、気づくより先に波は打ち白く輝く。寄せる春夏秋冬の花々に、想いは返す。くり返す。ポエミュージック・シングル第五弾は、団地の軒下で奏でた即興ピアノと即興朗読+電子音楽。風のように宙を旋回するベスビオ富田の歌声と、逆回転の、音色たち。永遠を、絶滅させない、そのための、色彩。
ポエミュージック・セカンドアルバム 『絶滅したのは永遠』
サードアルバム 『水の花の調べ』
先行イメージシングル 『ラブソングは、死なない』
桜
すみれ
白百合
向日葵
ハイビスカス
ススキの
野原
駆け抜け
燃える
重い
蕾
牡丹
落ち
寄せては
返す
紅い
花吹雪
ダイヤの
刻面
集めて
一枚の
広い
空色
ひとひらの
刻面
集めた
青い
紫陽花の
ピアノ
昔
咲いていた
花の
彩は
雲に
映した
鍵盤
旋律
咲いた
汚れも
美徳も
憂いも
抱いて
君と踏みしめた道路に
靴が
汚れる
雨
それ以上
深いところには
いかないで
- ラブソングは死なない
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桜島ユウ
AIにできないことを人類(あい)のために。AIよりも早くシンギャラるために。ポエレーベル・即興詩人 AI UEOKAが日々展開する膨大な即興朗読=音声入力の果てに訪れたシンギャラリティ。空の心臓=桜島ユウ。その身体性(インフラ)によって可能となった、0・2秒以下の情報領域から発信されるポエム。自然とのつながりを音に換えて生きる。伝えることを諦めない。永遠を、絶滅させない。ラブソングは、死なない。