
「There's a placeを自分なりに作ってみたかった」というアーベン。ゲストにフジタヨシコを迎えている。フジタはベーシストやキーボーディストとして、PANTA、森園勝敏、安全バンドのサポート等レジェンドとの共演も多い、知る人ぞ知るプレイヤーである。
2017年10月に浦和で開催された「月まで飛んで マゼンダムーンパーティー」。そこでアーベンは衝撃を受ける。60歳を迎える女性たちを中心に組まれた混声クワイヤと、長沢ヒロの歌とベースの感動的なコラボレーション、そのアレンジとピアノを担当したのがフジタだった。
新型コロナ禍の2020年春、アーベンはSNS上で動画を繋ぐ「聖歌リレー」を開催、その流れからツイキャスで「ひっそりラジオ」の配信を始める。その後、曲毎にゲストとコラボするアルバムの制作をスタート、そのひとりとしてフジタに声をかけた。共同作業が順調に進み始めた矢先、フジタが体調を崩し検査の末に胃癌が発見される。抗がん剤治療、入院手術を挟んで制作を継続、ようやく完成に辿り着いた作品だ。
- ある場所
配信ストア

アーベン
新潟市出身、蕨市在住。17才でベーシストとして参加していたバンドでヤマハTEEN′S新潟大会優勝。25才からシンガーソングライターとして活動。ハモリーメンのメンバー。2020年のコロナ禍はSNSで聖歌リレーを主催した。影響を受けた音楽はXTC,the jam,the Police,the Beatles,a-ha,sloan,wang fei,boowy,hotei,the Pillowsなど。