
2025年8月リリース、La muzzleによる最新アルバム。
サイケデリックの聖地・高円寺でレコーディングされた本作は、アンビエントなギターサウンド、ソウルフルなボーカル、そしてグルーヴィなリズムセクションが絶妙に融合し、La muzzleの個性を鮮やかに描き出している。「退廃的」というコンセプトのもと、アナログ機材を中心に用いることで温かみと生々しさを追求。そこに精緻なプログラミングによるデジタル音源を重ねることで、独自の質感と世界観を創出している。全6曲で構成されたアルバムは、冒頭の「Ohayou」からすでに、内省的でありながらも空間的な広がりを感じさせる展開が印象的。ジャズやファンクのエッセンスを織り交ぜたリズムと、アンビエントなギターの質感が響き合い、「Neo Psychedelic Soul」という新たなジャンルを提示している。歌詞には哲学的な問いが随所に散りばめられ、聴く者に多層的な解釈を促す。La muzzleの音楽的探求のひとつの結実とも言える、深く思索的な作品である。
- Ohayou
- Merry Go Round
- Cicada
- Mudai
- Memories
- Pool
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La muzzle
2022年5月に活動開始したNeo Psychedelic Soul Band。
西荻窪のジャズセッションで出会ったメンバーを中心に結成し、東京都内を中心に活動している。
ギターシンセサイザーによるサイケデリックなサウンドとソウルフルな歌声が特徴的なバンドである。
特殊な機材や音声合成AIを活用したライブパフォーマンス、またコラージュアートの制作といった実験的な活動も精力的に行っている。