現役高校生、佐々木虚像による初EP。17歳の誕生日にリリースされた本作は、「アニメのキャラクターが現実に来てしまったら」という世界観で制作された。佐々木の楽曲は基本的に穏やかな曲調の中に身体がどろりと溶けるような質量と不安定さをもった音が明滅する。その実メロディはポップすぎるくらいにポップで、ミニマルなリフレインが蟲惑的に我々を攪乱する。
「絵の世界って輪郭に線があるじゃないですか。現実に自分には線がないのに、どうして景色と分かれてるんだろう」という幼少期の疑問からスタートした、自分と自分の外側を接続するもの、夢/現実の境界線、間隙への考察が、歌詞や音像のあらゆるところに散りばめられている。
- 理科の授業があった日
- 明滅する現
- 諤昴>蜃コ縺励※
- 昨日を
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佐々木虚像