学生時代に過ごした金沢市にある町「小立野」の歌。
小立野にある本屋でバイトをしていたときは自転車でどこにでも行けるような気がしていた。
家の近所には大きなスーパーがなくて少し遠い「もりの里」という町のイオンまで2時間ほどかけて買い出しにいった。
夏の暑い日、買い出しから帰って冷凍庫にアイスをいれようとしたけどアイスは溶けていた。でもそんなことも今おもえばすごく楽しかった思い出だった。
2021年、大人になった自分は車も持ってるし経済的にも余裕がでてきた。だけど学生の時みたいに「俺はどこだっていけるんだ」ってあの気持ちはあの時のどこかに忘れてきたんだって思うことがある。
コロナウイルスだってある。だから今年はどこにも行けなかった。
そんなことは言い訳だった。
どこでも行けるんだって気持ちはどんな場所にだって行けるってことじゃない。
大人になったら見栄をはったりすることも増えた。
結局自分自身が億劫になっていただけで社会と現実に縛られていただけだった。
- 小立野2丁目42
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発狂ボーイズ
だらだらした生活の歌とか平凡でふつうなどこにでもある歌を作っています。